REIWAに「弥栄!」

    平成の30年間、サラリーマンとして仕事に生きてきました。 REIWAに入って生き様を見直しながら日々、雑感したことを書き連ねます。

次の経済危機はいつ起こる?

塚澤健二先生はご存知ですか?

先日、「いま持っている株をすぐ手放しなさい!」が最近出版されましたが、この本は読みやすくて経済の動向を面白く買いている良い本だと思います。

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いま持っている株は手放しなさい

 塚沢先生の著書は、外資系の経済アナリストとして活躍された経歴を生かして発明した「Tモデル」を駆使して淡々と色々な角度からデーターを分析し、過去データーから一定の法則を見つけ出して将来起こることを正確に先読みし解説する形式が多かった感じていましたが、今回は違います。

今回の新刊は、

「読者の皆さんが一つの情報からあらゆる知見を組み合わせて自分なりに経済の方向性を考えなさい!」

と警告している内容となっています。

以下、私の感じるところ。

ジムロジャースが言うようにアメリカは現在、巨大な赤字を抱えているものの、ジャンジャンとドル紙幣を刷って更なる財政赤字を積み上げている。

こうした状況を打開する(借金を棒引きにするために)ための一発逆転ホームランを狙って世界的な金融危機を起こさせるためにデリバティブを発明した。

リーマンショックの時のサブプライムローンが典型的なデリバティブですね。

 

このデリバティブには色々な種類があるけれど今、溜まりに溜まっているのは債権デリバティブ

今回はこの債券デリバティブをわざと破裂させるために長期金利を低く誘導して債権デリバティブの残高を恣意的に大きくしているのが今!(すでに債券のデリバティブは全体の8割)

そのため、いろんな人が一生懸命に破裂しないように頑張っているようです。

あれ?なんか最近のNY株は最高値なのに、景気を落ち着かせるために上げるべき金利は逆に下降傾向…ですよね。

本書の最後でも書かれていたと思いますが、日本人はすでに大東亜戦争が終わった時に70年前の焼け野原から不死鳥のごとく経済発展を実現した国ですから、もし万が一、70年前と同様に金融の焼け野原になるようなことがあってもフェニックスのように新しい世界を創生して生きて行く覚悟を持つことが大切なのではないかと感じました。 

頑張れニッポン🇯🇵 

弥栄