REIWAに「弥栄!」

    平成の30年間、サラリーマンとして仕事に生きてきました。 REIWAに入って生き様を見直しながら日々、雑感したことを書き連ねます。

二宮金次郎の銅像から思うこと 〜金儲けの天才!〜

二宮金次郎って何をした人でしょう?

我々世代の人間なら↓をイメージしますよね。

(写真はウィキペディアから)

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今なら「歩きスマホ厳禁!」

ではなく

「歩き読書厳禁!」という感じでしょうか。

こうした風潮から最近は金次郎が座ってる像も多いとか・・・・

 

私が子供の頃は、

二宮金次郎のように薪を運んでいる時でも寸間を惜しんで学問に励みなさい。」

なんて親から言われていた記憶があります。

 

最近、小学校でもこのタイプの銅像は見なくなりましたが、

二宮金四郎、のちの尊徳ですが、実は・・・

 

金儲けの天才

だったということを知りました。

 

俄然、興味が出てきたでしょう?

 

彼が実践したのは「分度と推譲」です。

 

この考え方は、働いて稼いだ収入を

分度(日々の生活に使う支出)

推譲(収入ー支出の残り)

に分け、

 

 

分度をあらかじめ設定しておき、

必ず推譲が残るように心がけ

 

この推譲の分を

自分の子孫のために使うお金

他人の貢献のために使うお金

に分け、

 

皆から集めた推譲で

「地域の人と経済を発展」させるモデルを実践した人でした。

 

例えば、

農家の家で田んぼを持つことができない次男、三男に対して

開墾を勧め、開墾の間、推譲で集めたお金で生活をサポートしたり、

推譲できないものには開墾を手伝わせたりして

新田を開発し、更に財政が潤っていく・・・

 

この自助と共助による発展の仕組み

を実践した人だったのです。

 

経済という言葉の意味は「経世済民」からとった言葉ですが、

本当の意味は、「世の中をよく治めて人々を苦しみから救う」

です。

 

他人からお金をいかに搾り取ってやろうか

ではなく、

将来の子孫、社会のために何をすることが大切か

ということを日々考えながら

推譲を実践する。

 

戦前の人は、子供達に二宮金次郎の像から、

「分度と推譲」

の精神を伝えたかったのではないでしょうか?

 

お金のある人は資金面からの貢献

お金のない人は、ちょっとした手伝いでも良いので

 

社会がホッとするような

活動を心がけたいものですね。

 

弥栄