今回は題名通りの本の紹介です。
2017年に発刊された本ですが、今の時代を見事に映している内容です・・・
まず、パージを開くといきなり・・・
(カッコの文言は私の感想です。)
現在の日本のサラリーマン比率は9割弱である。
(小さいころから、「いい大学に入っていい会社に就職しなさい」が親の口癖だったなぁ。)
これが今の日本の閉塞感のもとで、いくら働いても年収が上がらないということの1つの原因につながっている。
(私が会社に入社した平成の初頭と、今の新入社員の初任給はあまり変わっていない・・・)
ではこれをどうしたらいいか??
サラリーマンの年収が1番伸びていたときのサラリーマン比率は大体70%なので、70%まで落とす政策を取った方が良いというのが私の考えである。
(なるほど・・・)
サラリーマン比率が減る理由の1つには、人工知能の台頭が挙げられる。
ただ、サラリーマンを続けているだけではそう遠くない未来人工知能に仕事を奪われてしまう未来が待っていると言うことだ。
(俺たちやばいじゃん!)
では、どういう人材がこれから要求されるようになるのか?
これから我々が生き残る方法は2つしかない。
(ウンウン、どうするの?)
1つはスーパージェネラリストとして自分の専門分野を複数持つこと。
そしてもう一つは、1つの分野におけるプロ中のプロであるスーパースペシャリストすなわちプロが学びに来るようなプロになることである。
(そんな事言っても会社で歯車のようになって生活している俺たちには特技がないので、どちらにもなれないよ。 強いて言えば接待ゴルフかオベンチャラ使いか・・・)
日本の本当の危機は2020年から始まる。
(おっ、キタキタ)
日本ではこれから国内需要が本当に縮小し始め、東京オリンピック後の日本経済は最悪の状態に陥っているだろうし、焼け野原となっている可能性さえある。
(とりあえずオリンピックが延期になったけど、コロナで街は砂漠化状態??)
そうなってから対応しても遅いので今から準備しておかないといけない。
21世紀は成熟社会である。
成長では無い。
今度は生きるか死ぬかサバイバルの世紀。
(そんな雰囲気になってきました。)
20世紀は全体が成長していたので、客観的な見方で判断していても良かったが、
21世紀は自分軸を持ち、何事も自分の主観で「決断」していかなければならない。
自分軸を持っていないと、誰かが言ったことを「判断」の基準にしてずっと損をし続けるしかないのだ。
実はこの本、2017年に発刊されていて、発刊当時に購入したのですが、サラリーマン歴30年近い私にとってかなり辛い内容でしたのでそのまま書庫の奥に潜んでいた本です。
2020年が半分過ぎた今、改めて読み返してみると著者の見識に脱帽します。
サラリーマンの皆さん、あなたはサラリーマンとして7割に生き残るのか?
それとも3割のスペシャリストになるのか?
・・・・
3年後ぐらいに結論が出ているかもしれませんね。
弥栄