新潟の今代司で購入した生貯蔵酒「予祝」が美味しかったので予祝について紹介している本を紹介します。
本の名前は「前祝いの法則」となっていますが、よく見るとその前にしっかりと「予祝のススメ」と書かれています。
この本は多分、海外のビジネス書には書いていない(そんなにたくさん読んだことがないので、間違っていたらごめんなさい。)日本人特有の成功法則が書かれている本で、事例がたくさん入っておりとても読みやすい本です。
予祝というのは、この本の題名の通り祝福をあらかじめ予定する「前祝い」のことです。 つまり今、無理なくできることで自身が一番やりたいことをして、その喜びを味わうことが、未来の先取りにつながるということです。
この予祝が、なぜ日本人特有の成功法則かというと、昔々の本に似たようなことが書かれているから。
この予祝、ピンチの時でも皆で楽しみ・喜びを味わうことが、あらゆる事態を打開してハッピーな方向につながって行くということが「正しく生きるためのルール」なのだと言っています。
ほんまかいな?
と思う方も多いでしょうが、日本人は一般的に子供の頃に、「辛く、苦しい生活を経験することを通して幸せになることができる」と教えられていて、辛く・苦しい生活をすることに一生を費やして結局、幸せになれない人生を歩むケースが多いように感じます。
その生き方に『ちょっと待った! その生き方をもう一度振り返ってください。』と語りかける祖先からの知恵が、なんと日本最古の歴史書の「古事記」の岩戸隠れの神話から読み解くことができそうです。
このURLをじっくり読んでいただきたいと思いますが、天の岩戸開きの文章の一部を抜粋させていただきますと、
そして天宇受売命という踊りのうまい神さまは、オケの上でトントンと拍子をとりながら踊りだしました。
神さまたちは手をたたいたり、笑ったり、しまいには歌をうたい始めました。
外が余りにもにぎやかなので、大御神さまは不思議に思われ、岩戸を少し開いてみました。
その時です。
力の強い天手力男神は、力いっぱい岩戸を開きました。 真っ暗だった世の中もみるまに明るくなり、神さまたちも大喜びです。
高天原にもまた平和がもどってきました。
こんな神話は他の国にはないでしょう??
これが予祝の原型ではないかなと思っております。
さて、これからも色々とピンチに陥ることがあれば、ピンチはチャンスや! 笑って楽しもう! さぁ、予祝で乾杯!
弥栄