REIWAに「弥栄!」

    平成の30年間、サラリーマンとして仕事に生きてきました。 REIWAに入って生き様を見直しながら日々、雑感したことを書き連ねます。

日本酒談義 「予祝」in Niigata !

先日、新潟の駅の近くにある酒蔵で利き酒をしました。

 行った酒蔵は今代司。

 

酒蔵の中は下のURLを見ていただければよろしいかと思いますが、新潟に寄った折には是非、立ち寄ってください。

imayotsukasa.co.jp

 

酒蔵の見学中に、

「酒蔵も近代化されて発酵槽も金属製のタンクとなり、温度管理も昔と違って簡単にできるようになった。」との説明がありました。

ふと見ると、その隅に杉でできた発酵槽、大きいものと小ぶりのものが計2基、置かれていました。(と言ってもどちらもかなり大きいですよ。)

 

担当の方の説明では、

木樽はお酒の醸造に手間はかかるものの、従来の杉を発酵槽として使用して日本酒を醸造することで、昔ながらの味を出して、それを酒を味わってもらうために、すでに1つの木樽での醸造はスタートしているとのことでした。

 

しかしながら、もう一つ、更に大型の木樽を購入する際に問題が発生したとの事…

 

それは、大きな木樽を作る業者がなんと、日本には大阪に一軒しか残っておらず、かつ近々廃業するとのことで、将来の酒造りに不安を感じた今代司の社員の方が何名か、昔ながらの酒造りを継承したいと考えて、樽作り工場で修行、樽のメンテナンスの方法を学習得、今年の冬から大吟醸酒の生産に取り組んでいくとのことでした。

いつでも美味しいお酒が堪能できる時代になった一方で、このような昔の技術を伝承することの大変さを痛感しました。

 

見学後には、全てのお酒を試飲し(お蝶子一杯づつでしたが、なんせ種類が多いので… フラフラになるまで堪能させていただきました。 今代司のみなさん、ありがとうございます。)

その後、気に入ったものを何本か購入したのですが、試飲の時に多分、飲み逃したので購入したお酒で逸品だったのが、「予祝」です。 

 

プロトタイプということで、今後期待したいお酒ですが、私には一番合ったお酒でした。

今後は、四季折々でラベルを変えながら販売するのか見ものですが、やっぱり生貯蔵酒は夏ですよね。 

 

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予祝 30BYプロトタイプ

なんせ日本古来の祝いの法則「予祝」という名前がいいですね。

次回は、予祝という言葉について、知ってもらうために、「予祝のすすめ 前祝いの法則」という本を紹介します。

 

弥栄