前回からの続きです。
それでは今日は非常食の準備編です。
1.火を起こして非常食を食べられるようにする
ためにどのようにして主食を調理したかについてまとめました。
初日の夜
この日に与えられた食料は缶詰(主にカレー)とお湯を入れるだけで暖かいご飯が食べられるインスタント物のご飯でした。
意外と感動したのはご飯の種類は白米・おかゆはもとより、ピラフ、赤飯、炊き込みご飯etc...
たくさんの種類がありました。
注意しなければいかないことは・・・
お湯を入れる前に袋の中に入っている乾燥剤と味付け用の粉末を取り出さなくてはいけないことです。
これを忘れると後でえらいことになりますのでご注意!
あと、支給品としてカレー・焼き鳥の缶詰がありましたが、こうした缶詰は沸かしたお湯にしばらく置いて、暖かいカレーと一緒にして食べると心も休まります。
(赤飯や山菜おこわには合わないかな?)
あと、紙皿の数が限られている場合があるので、皿にラップをかけて汚れないようにすると複数回使用できますのでお試しください。(特にカレーを入れる場合)
二日目の朝
二日目は下の写真のように米と水をポリ袋に入れて15分ほどおき、沸騰した鍋にお米と水を入れたポリ袋を入れて炊飯(?)し、待つこと20−25分、鍋から取り出して15分ほど蒸らすと立派に「炊き立てご飯」が完成します。
飯盒炊爨だと飯盒の底におこげ(これが美味しいのですが・・・)がついて、後で洗うのに苦労するのですが、これだと後片付けがメチャメチャ楽です!
皆さん紙皿に入れてのお食事でしたが、私は袋から搾り出したご飯に塩をまぶしておにぎりにしていただきました。
普通の炊飯器で炊くご飯と全く遜色ありませんでした。
この方法、少しだけ炊き立てご飯が食べたいと思えば、普段の生活でも可能ですし、ましてキャンプでもできるのでおすすめです。
番外編
おかずに関しては想定外のものがありましたので例を挙げておきます。
一箱分のアジ
「近所の漁港で運搬できなくなった鮮魚が避難所に送られてくることもある。」とのことで、大量のアジが運ばれてきましたので、アジ開き大会が敢行されました。
アジの開き、一夜干し、刺身、なめろう etc...
昔、釣りを趣味にされていた方がおられて、三枚おろしや内臓の取り出し方をご存知で処理していただきましたが、日頃から何事もめんどくさがらずにトライしておくことが大切だと痛感しました。
山菜採り
二日目の昼には山に入って山菜狩りです。
ミョウガの葉っぱについて講義を受けなっている場所までレクチャーをいただいた結果、大量に茗荷を発見することができましたが、
キノコも毒でないものを見分けて食べられるようになると山中での避難所生活もより快適なものになりそうです。
私も採取するのが遅かったせいもあり、花が咲いているものもありました。
こいつを味噌汁に入れるのも美味でしたが、アジのなめろうに混ぜると別格ですね!(酒がないのが残念でした。)
次回は五右衛門風呂と簡易トイレについてです。
弥栄