REIWAに「弥栄!」

    平成の30年間、サラリーマンとして仕事に生きてきました。 REIWAに入って生き様を見直しながら日々、雑感したことを書き連ねます。

マコモと黒穂菌(2)

マコモダケ

これがマコモダケの根に近い部分の写真です。

黒穂菌が入ったことで膨らんでいますね。

この外側の皮を剥いでいくと白い実の部分が出てきて、その部分が筍のような味がします。

白い実の部分が所々に黒い点が入っていて、この黒い点が黒穂菌ではないかと思われます。

 

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マコモダケの調理法

マコモダケの調理方法が数々あるようですが、下のお重の写真はどれがマコモを使っている料理かわかりますか?

 

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 正解は、左上から時計回りに行くと

マコモタケ入りご飯とマコモタケの和え物

マコモタケの南蛮漬けとマコモタケと野菜の海苔巻き

マコモタケの「エビフライ」とタルタルソース

最後がマコモタケ団子あんかけ

・・・・・

お椀にはマコモタケしんじょ

小皿にはマコモタケと栗の寒天寄せ・・・

と、全てマコモタケづくしの料理です。

 

更に、ネットで調理方法を調べると「炒め物」もありそうで、とにかくオールマイティーの食材と言えそうです。

 

さて、私はそこまで調理の技術がありませんので、マコモタケ焼きに挑戦しました。

少し表皮を剥いてグリルすること30分、表面が黒く焦げたところで取り出しました。

 

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下は断面を切ってみたものです。

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この黒い部分が黒穂菌ですね。

味は筍より柔らかくヤングコーンに近い感じですが、ほどよい甘みがあります。

黒穂菌は数百度まで熱しても元気だそうですので、私の胃の中で元気に繁殖(?)しているのでしょうか?

ここ2−3日で色々と調理されたマコモタケをいただきましたが、マコモは稲作が始まる前の縄文人の日常食であったようです。

また、神事でも使用されたようで今でも出雲大社のしめ縄にはマコモが使われているようです。

秋の夜長、遠い先祖の縄文人に想いを馳せながら、「焼きマコモタケを堪能するのはいかがでしょうか? 

この調理法が最も当時の縄文人の調理方法に近かったのではないでしょうかねぇ。

 

弥栄