Fスタディーツアーに参加して最後の総括についてお話ししたいと思います。
縛りは0.2μSv/h
福島原発の事故以降、突然、私たちの日常生活の中に、
なんて単語が言葉が入って来ました。
その時に、年間に受け取る放射線の許容量は、
という議論がスタートしました・・・・
まず、頭に入れておいてほしいのは、
時間あたりと年間で受ける放射線量の換算です。
0.2μSv/時間=0.2 x 24Hr x 365day =1,7520μSv=1.75mSv/年
一般的に、自然放射線から年間1mSv~10mSvの被ばく線量を絶えず受けており、平均は2.4mSvだそうです。
ということは、外に出て普通の生活をしていると時間あたり、
2.4mSv=2,400μSv/年=0.274μSv/hを浴びるということですね。
今回のスタディーで桜の名所である夜ノ森の桜並木周辺に行きました。
この並木は、線路を隔てて禁止区域とそうでない区域に分けられています。
つまり、帰宅困難地域と生活が可能なエリアとの境目で、特に除染作業ができない木の下にガイガーカウンターを当てると・・・・
あれれ、高いですね。
この数値ですと年間に浴びる放射線は、
0.87μSv/h=0.87x24x365=7,621μSv=7.6mSv/年となります。
ところが、この数値は全く安全だという学者が本を出していますので、今回はその本を紹介します。
遺言という題名がすごいですが、
服部先生は原子力発電に関する第一人者で小型原発の推進者でもありますが、
よく読んでいただきたいのは、
ここで出てくる科学者はラッキー氏(生命科学専門家)という方です。
(名前がいいですよねー)
宇宙飛行士が、
「300倍ものレベルの宇宙線量を浴びるとどのような影響を与えるか」
を10年にわたって研究してきました。
その結果、
微量の放射線は生命にとって有益であるという結論に達しました。
その効用とは、
・免疫機能の向上
・身体の活性化
・病気の治癒
・強い体を作る
・身体の若返り
いいことづくめでしょ?
では健康に有益である
微量の放射線
のレベルとはいくつか?
放射線の量は自然界で受ける量では少なくて、「常に放射線不足である状態」が今の状況とのこと。
彼の結論は、
健康増進のためには、もっと大量の放射線が必要
ということです。
そのためには自然界に存在する放射線量の30倍以上、年間60ミリシーベルト以上の放射線を安全に提供することが必要である。
と主張しています。 (もちろん根拠も提示されています。)
太古の昔にたくさんの宇宙線が降り注いでいた時代でも、人間のDNAは子孫に受け継がれて来たはずですので、
今の自然界で受ける放射線以上のものを受けても十分生活できる
と直感的には思うのですが・・・
でなければ、日本人が
・岩盤浴
・健康診断で受けるレントゲン
がこんなに好きであるはずがありません。(レントゲンは嫌いな人が多いかな?)
とにかく被災地の方々には1日も早く安心して生活ができる環境を整備して欲しいと思っています。
弥栄