REIWAに「弥栄!」

    1部上場企業のサラリーマンとして平成から令和の37年間勤務・・・ これからは生き様を見直しながら日々、雑感したことを書き連ねます。

富神社の由来と祭神

今回は2023 年に行った富神社のお話です

この神社、古代には「富神社」という名前ではありません。

『出雲国風土記』に出てくるのは、

「出雲社(いずものやしろ)」

つまり、

出雲社 → 富大明神 → 富神社

という変遷がありました。

 

ということは、奈良時代には

この地域に国家的な神祇制度と関係する祭祀施設

が存在していたのでしょう

 

現在の主祭神は、

八束水臣津野命

八束水臣津野命といえば

「国引き」の神です。

 

『出雲国風土記』の国引き神話では、

「出雲の国は細長く、土地が足りない」

と考えた八束水臣津野命が

周辺地域から土地を引き寄せ

現在の出雲国を形成したと語られます

AIが書いてくれた国引き神話の図ですが・・・

上の絵の国引きはスケールがでかいですね・・・

富神社は

国引き神話の八束水臣津野命を祀った古代出雲の祭祀拠点が

後世に富氏・富村の氏神へと変化していった歴史を持つ神社

といえます。

富神社の伝承では、

八束水臣津野命が国引きを終えた後、

神名火山の山頂から出雲の土地を見渡した

とされます。

出雲には「神名火山」と呼ばれる聖山が複数あり

斐川地域の神名火山とされるのが、

仏経山

です。

 

つまり地形的には、

神名火山(仏経山)

出雲平野

富神社

かつての神門水海・低湿地帯

出雲平野には、

神門水海(かんどのみずうみ)

という大きな汽水湖・潟湖が存在していました。

富神社の伝承にも、

神門水海に近い豊かな土地

という意味の説明が残っています。

 

こう考えると下のような絵の方がわかりやすいですかね?

 

次回は

富神社に伝わる

「富待石(とみまちいし)」