前回の息栖神社の趣意書にありましたが、息栖神社に関係の深い於岐都説(おきつせ)神社にも行きました。
この於岐都説神社の本殿ですが、息栖神社に元々あった御神体が、天の鳥船を主祭神として祀る際に放り出されたものを、そのまま移動して組み立てたとされているのが、この神社の本殿とのことです。
そう言う意味では、かなり重要な神社であるにもかかわらず、今や神主もいない状態になっているということで、なんとか存続してもらいたい神社だと思います。
本殿は下の写真になります。
さて、この神社には説明書がないので、主祭神について以下の通り考えてみました。
前回のブログに書きましたように、息栖神社の説明書には、
・・・江戸時代には主神を気伊吹戸主神と記しているものもあり、境内にある芭蕉の句碑「此里は気伊吹戸主の風寒し」はその関連を物語っていると思われる。
とあります。
だとすると、この於岐都説神社には、息栖神社(元々は於岐都説神社と言う名前??)が、天の鳥船を主祭神として祀り始めた時(多分、江戸時代の頃)に息栖神社から放り出された御神体が「祓いの神、気伊吹戸主神」であったのではないかと考えます。
更に本殿は鰹木が5本(男神)、千木が地面に水平(女神)に切っているところから、気伊吹戸主神に加えて、祓いの女性神も祀られている??
とすると・・・・
私の見立てですが、多分、ここには祓いに関した強力な力を持っている瀬織津姫も祀られているのではないでしょうか?
ちなみに於岐都説(おきつせ)神社と東国三社の位置関係を示した地図を入れておきます。於岐都説神社と東国三社との距離ですが、割と離れているのですが、大祓をしてみたい方は一度詣られたらよいのではないでしょうか。
息栖神社を日川から移動させたことで、結果として東国三社の位置関係が二等辺三角形となりました。
このあたりは、熊本あたりまで伸びている中央構造線の端っこを抑える場所となっていることで地震対策でも講じていたのでしょうか?
http://mahoranokaze.com/blog-entry-657.html から転載
弥栄