石川県にある石浦神社です。
こんな形で神社の石柱が2本並んでいるのは珍しいですね。
由緒書を見ると、越後国加賀郡に住む三輪の氏子が奈良時代に、居住地に社祠を建て、大和国大神(オオミワ)神社の神霊である大物主大神を勧請し、「三輪神社」(547)と号したのが起源である。・・・
とありますので、
この神社は三輪山の表に出ている大神神社のワケミタマ(大物主)のようですね。 だから、こんな街中に祀ってもらうことを目的として、こんな街中に神社を建てたのでしょうか・・・
あと、長谷観音も祀られていますが、この観音が祀られるようになったのはその後になります。
当社の創祀に関わる伝承が『古事記』や『日本書紀』の神話に記されています。『古事記』によれば、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の前に現れ、国造りを成就させる為に「吾をば倭の青垣、東の山の上にいつきまつれ」と三輪山に祀られることを望んだとあります。
また、「日本書紀」でも同様の伝承が語られ、二神の問答で大物主大神は大国主神の「幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」であると名乗られたとあります。 そして「古事記」同様に三輪山に鎮まることを望まれました。この伝承では大物主大神は大国神の別の
このように、記紀の神話に創祀が明瞭に記されていることは貴重なことで、当社が神代に始まった古社中の古社と認識されており、御祭神の神格が如何に高かったかを物語っていると言えます。
そして、御祭神がお山に鎮まるために、当社は古来本殿を設けずに直接に三輪山に祈りを捧げるという、神社の社殿が成立する以前の原初の神祀りの様を今に伝えており、その祭祀の姿ゆえに我が国最古の神社と呼ばれています。
とあります。
とすると、大神神社の創建は3000年以上前だったのかもしれませんね。
この石浦神社ですが、三輪神社と呼ばれていることや、本殿の横に湧き水の出ている御手洗池が御神体でこの神社ができたとすると、三輪神社の始まりは6世紀よりもっと古い時代だったのでないでしょうか?
石浦神社は、Google mapによると「金沢で最も古い神社」とあるところから考えても神武天皇より古い神社だと思われますが、こういうタイプの古い神社が街中に(ひっそり?)とあるのは珍しい感じがします。
最近、神社づくしでしたので、「日本酒オヤジ」ですので金沢の日本酒を一つ紹介します。
明治元年(1868年)の創業。
日本でも有数の小さな蔵元で、近隣にのみ製造直販を行っているそうです。
それで初めてお目にかかったのでしょうね。
酒銘として、創業した地名の旧称「御所村」にちなんで『御所泉(ごしょいずみ)』が主力商品とのこと。
金沢はクセになりそうです・・・
弥栄