今日は若狭一ノ宮のお話です。
場所は小浜市で一時、オバマ米大統領を呼ぼうということで盛り上がっていたことがあったように記憶しています。
確かに小浜のホテルには、お土産にオバマ饅頭がありました。(買わなかったけど)
話を戻して、小浜市の遠敷というところにある若狭一ノ宮の上社を「若狭彦神社」、下社を「若狭姫神社」といいます。
若狭姫神社は、別称として郡名から「遠敷(おにゅう)明神」とも呼ばれています。
若狭彦神社の神事として有名なのは、「お水送り」が知られていますね。
当地の伝承では、
東大寺二月堂で全国の神を招いた会があったが、遠敷明神は漁で忙しかったため遅刻してしまった。
そのお詫びとして、遠敷明神は二月堂の本尊である十一面観音にお供えの閼伽水を送ると約束したという。
白石から下った所にある鵜ノ瀬と呼ばれる淵は、二月堂の若狭井に通じているとされていて、旧暦2月には、鵜の瀬で二月堂に水を送る「お水送り神事」が行われる。
その水を受けとる祭事が東大寺二月堂の「お水取り」とのことです。
お水送りは↓の動画をどうぞ。
でも、「お水送り」、「お水取り」がそんなに離れたところまで地下で繋がっているのかはよくわかりませんが、若狭彦神社から平安京ー平城京ー飛鳥京ー熊野本宮は一直線につながっています。
GPSもない時代に古代の人たちの日本を俯瞰してみて神社・京都をおく力量はすごいものですね・・・ ひょっとしたらお水送りの「地下水脈」は本当にあるかもしれません。
更にこの若狭彦神社、本殿には千木・鰹木を見ると・・・
千木が上を平たく切ってあり(内削ぎ)、鰹木が10本あります。
ということは・・・ここには女神が祀られている?
今度は若狭姫神社に行くと・・・
ここの神はどこに行った??
雰囲気的にみても由緒書に書かれている歴史より古くからある何か不思議な神社でした。
古いが故に、隠された色々な歴史がありそうですね。
中世には若狭彦神社が一宮、若狭姫神社が二宮だったそうですが、今は2つで一宮となっています。
この2つの神社が、周りの、いや日本中の神社に何か大きな影響を与えている様に感じました。
またいつかもう一度寄ってみたいと思います。
弥栄