REIWAに「弥栄!」

    平成の30年間、サラリーマンとして仕事に生きてきました。 REIWAに入って生き様を見直しながら日々、雑感したことを書き連ねます。

気比神宮  合体神社?

今日は越前一ノ宮の気比神宮です。

流石に一宮ということもあって立派な鳥居です!

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気比神宮の鳥居

ご祭神はイザサワケ(気比大神)、仲哀天皇、神功天皇、日本武命、慶神天皇、玉姫命、武内宿禰となっています。

 

由緒には、

主祭神気比大神は、神代からこの地に鎮り給うた大宝2年(702年)社殿の修営を行い、仲哀天皇神功皇后を合祀した・・・・・

とありますので、元はかなり古い時期から始まっていたことがわかります。

 

大鳥居をくぐって、左手に猿田彦神社を見ながらまっすぐ歩くと、左に折れて参道本殿に向かいます。

本殿はこんな感じです。 本当に立派な神社ですね。

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本殿で参拝をして門をくぐると何やら別世界に来た様な・・・

門をくぐって左に行くと鳥居があり、外に出ようとすると狛犬が2ひき。

たてがみが長めで、どことなくエジプト風の狛犬・・・

その先にはピラミッドみたいな山が見えますね・・・

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もう一つ。

池のある方向に向かって歩いていくと見えてくるのが「角鹿神社」

由緒には・・・

摂社祭神はツヌガアラヒトノ命、崇神天皇の御代、任那の皇子のツヌガアラヒトが気比の浦に上陸し貢物を奉る。 天皇気比大神宮の司祭と当国の政治を任せられる・・・

とありますので、ツヌガアラヒトもかなり昔の人だったと思われます。

 

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角鹿神社

こうした時代背景を踏まえて境内案内図を見ると、この神社は3つの神社が合体してできたものではないかと推察されます。

 

一つは、塀に囲まれたエリア

もうひとつは・・・

向かって池の向こう側にある神社群。

つまり、角鹿神社です。

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気比神宮の地図

つまりこの神宮、元来はこの絵の右下にある南参道口の鳥居から入って角鹿神社をお参りするルートしかなかったのが、後年仲哀天皇神功皇后を合祀したタイミングで、今の大きな本殿が作られる様になり、2つの神社に分かれてしまった(参拝の際の鳥居も・・・)ということですね。

由緒ある神社は、このように時代の変遷で色々な神様が祀られていく事になったケースが多いのことを考えると歴史に深みを感じますね。 海外だと全部取り壊して新しい神々を祭りそうですが・・・

 

最後に、ツヌガアルヒトですが、なんと敦賀駅前に銅像があります。

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都怒我阿羅斬等

当時のツヌガアルヒトは鹿の角でも兜に付けていたのでしょうね。

 

弥栄