REIWAに「弥栄!」

    平成の30年間、サラリーマンとして仕事に生きてきました。 REIWAに入って生き様を見直しながら日々、雑感したことを書き連ねます。

9・23 伊奘諾神宮 〜「国生み創生神楽」〜

9月23日は伊奘諾神宮にて神楽の奉納に行ってまいりました。

 

ところで「神社」と「神宮」の違いってわかりますか?

神社は、日本古来の神をまつる一般的な施設のことですが、そこで祀られている神様のことを、「祭神」と言います。

この祭神が皇室の祖先であったり、皇族と縁の深い神社を「神宮」と呼びます。

例えば、天照大神がまつられる三重県伊勢神宮明治天皇がまつられる東京の明治神宮などですね。

 

ちなみに参拝の際の拍手の数ですが、一般には2礼2拍手1礼ですが、正式には2礼4拍手2礼だそうです。(私は常に神社で参拝する際に2礼4拍手2礼を行ってます。)

 

ここに例外があって・・・

ご祭神が天照大神よりも上の神様・・・例えば伊奘諾・伊奘冉・アメノミナカヌシ etc・・・

を参る場合は、2礼8拍手+1回留+2礼となります。

 

話を戻して、

毎年、9月23日は 『国(92)生み(3)』と言うことで、「出雲」・「高千穂」からも伊奘諾神宮に集合して、国生みに関わる神楽を奉納していました。

出雲大社」からは、スサノオノが8つの頭を持つヤマタノオロチを退治する「八岐大蛇(やまたのおろち)」を上演、「高千穂神社」からは、アマテラスが隠れる天岩戸をタヂカラオの力で岩戸を開く舞が舞われていました。

たまたま、2015年のものがありましたので、Upしておきます。

www.youtube.com

地元の子供達がこうして神楽を舞い、文化を伝承していく姿は永久に続けて欲しいものですね。

 

しかしながら・・・

 

コロナ禍の影響で昨年からは状況が変わって、「出雲」・「高千穂」が参加できなくなり、淡路のみでの開催となったことから、昨年から現地にて神楽奉納のお手伝いをさせていただける状況になりました。

 

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淡路國国生み創生神楽

今年のビデオはまだ編集できていないので、昨年度の神楽奉納をベースにした内容で2021年版の案内が作成されているHPが↓となります。

 

izanagi-jingu.jp

 

ちなみに私は今回、「種放之舞」で舞台に参加させていただきました。

(↓は昨年のバージョンです)

www.youtube.com

 

神楽は、神社などの祭礼で神に奉納するために奏でられる歌や踊りなどの歌舞のことで、神様を迎えて神人一体となる宴の場です。この「種放之舞」は、五穀豊穣を祈願して鈴が種を、扇で農作物につくイナゴ(バッタ)を祓う意味を込めて舞う踊りです。

古くは阿波から神戸(生田神社のワカヒルメ)⇨和歌山あたりで農業を指導(ワカ姫)した際に五穀豊穣を祈念して神楽として歌舞されたものだとされています。

ワカ姫がおさめた地域だから「和歌山」なんだそうですよ。

こうして考えると、神楽は、日本各地の風土に合わせて、地域の歴史や文化を背景に伝承され、継承されているもので、単純に神社の祭事としてではなく、視点を広げてみて、催事や祝事に欠かせない郷土芸能として見てみるのも面白いのではないでしょうか。

ほんとに日本って深い文化を持っていることを痛感させられるとともに、こうした文化を大事に守り、継承していくことが日本人として大切なことではないでしょうか。

 

弥栄