2020年の年末から工事に入っていて、お参りすることができなかった「将門の首塚」がリニューアルされました。
過去の将門の首塚についてはブログに書きましたが、その後、毎年秋には神田明神にて神楽で鈴舞を奉納させていただくようになったこともご縁で何度か参拝させていただいています。
ある方から聞いたのですが、この将門の首塚は昔、皇居の中にあったものを外に移設されたそうです。その後、神田明神でも祀られるようになったのですから、移設された時期は江戸の頃、もしくはもっと前だったのかもしれません。
その「将門の首塚」ですが、
2020年の11月のある日・・・
いつものように参拝に行くと、何か雰囲気が違っていました。
既に工事に入っていて、入り口のあたりには↓のような遥拝所が用意されていました。
朝、早かったのですが、何名かの参拝者はここでお参りをされておりました。
参拝者あてには、史跡 将門保存会より・・・・
平将門公没後1081年にあたり、1961年お第一次整備工事以来、数えて6次目の改修工事を実施することになりました。
これまでも周辺環境の変化や時代の節目において、改修工事がなされてきましたが、今回の改修工事は、関係各所の皆様の総意として、敷地内の安全性と管理性の向上を目指すとともに、これからの時代にふさわしい新しい将門塚として皆様に愛されることを目指し、実施されるものです。・・・・
と記されたお知らせが貼られていました。
それから2021年に入って・・・・
私も何度か遥拝所でお参りをさせていただきましたが、ついに・・・
4月16日にはこの遥拝所も一旦閉められます。
その時の様子が・・・
真ん中のドアの向こうが入り口になりますね。
それから、「緑のたぬきさん」が緊急事態宣言を発したためにしばらく東京に向かうこともなく、5月のGWの後に訪れてみると・・・
いつもの通り、朝早かったのですが、絶えることなく参拝客がお参りしています。
ちょうど、人の流れが切れたタイミングで一枚写真を撮らせていただきました。
改修前はどちらかというと木々が鬱蒼と生い茂っていましたが、さっぱりと小ぎれいな感じになりましたね。
真ん中の下にある紋は将門の家紋である「九曜紋」です。
軍神とみなされ崇められていたため、多くの武士たちが篤い信仰を寄せていた「妙見大菩薩」を崇拝していた平将門は「妙見菩薩」信仰から生まれた家紋である「十曜紋」(じゅうようもん)をそのまま家紋にするのが恐れおおくて、中心の円を囲む九つの円を一つ減らして八つにしたところから九曜紋が生まれました。
ちなみに十曜紋はこちら。
このコロナ禍、ワクチンを強制的に打たせようとしたり、私の大好きな飲食店でお酒の提供を禁じたりして、
「日本の経済が破壊するのではないか?」
と思えるくらい大変な状況で、工事に当たって頂いた関係者の方に感謝申し上げるとともに、将門公には今後とも首都、東京を御守り頂けますよう世の中の安寧をお祈りさせていただきました。
今日も元気にいきましょう!
弥栄