今回は六甲山から下って廣田神社にやってきました。
鳥居の形が下のように大変、変わった形をしています。
(というより、昔はどこもこんな形だったのでしょうか)
ここの由緒書きですが御祭神が・・・
天照大神の荒御魂です。
伊勢の神宮に坐す天照坐皇大御神の勇猛果敢で活動的先進的な霊験灼たかな御魂
と書かれていますが、
この天照大神の荒御魂とは伊勢神宮内宮の荒祭宮祭神に祀られていて、神道五部書によると、なんと瀬織津姫のことです。
ちなみに廣田神社では、瀬織津姫の神名は近代に一度復活して、戦前の由緒書きには瀬織津姫の名前が記載されていたそうですが、戦後に再び消えてしまったそうです。
でも、姫なのに荒御魂とは、なんだか怖そうなイメージになりますね。
御創祀には、
神功皇后摂政元年(西暦201年)、国難打破の道を示し、八幡神社のご懐妊を告げ、安産を守護し、軍船を導き、建国初の海外遠征に勝利を授けた廣田大御神の御告げにより御凱旋の帰途、御心・廣田の国に国土安泰・外難の守護とし御創祀されたことが、我が国最古の国史書「日本書紀」に記されています。
とあります。
にもかかわらず、瀬織津姫の名前は記紀のどこにも示されず、天照大神の荒御魂として書かれているのはなんらかの理由があるのでしょうか?
「我が荒御魂は皇后に近づく可からず。まさに御心広田国に居らしむべし」
と意味不明な表現があります。
ちなみに西宮にある神社の狛犬のしっぽですがこれが面白い!
なんとしっぽが九つあります。
これって
ヤマタの(しっぽの)狛犬
九尾の狛犬
・・・
なんと呼べば良いのかわかりませんがとりあえず九尾の狛犬としておきましょう。
なんか
本殿をがっちり守ってます
って感じがしますね。
ちなみに西宮の地名は京都の公家たちが廣田神社のことを「西宮」と呼び、廣田神社への参拝を「西宮参拝」「西宮下向」と称したことに由来しているとのことです。
そうそう、西宮の市の市章ですが・・・
六芒星の真ん中に「西」の文字??
・・・ユダヤとも繋がりが??
なんて話もありますが、この話はまた今後。
意外と西宮も深いですね
弥栄