たまたま新聞で推薦されていた本、
失われた報道の自由
を読んでみました。
内容をざっくり言うと、
アメリカが独立した当時のマスコミは、極めて愛国的な記事を掲載していました。
しかしながら、歴史を経て徐々に民主党の機関紙的な役割に変貌していって(特に戦後)、挙げ句の果ては、共和党でも特に右寄りの集まりであるトランプ批判ばかりするメディアが増加していることに苦言を呈しています。
このように事実を報道する役割であるマスメディアが、一方的な偏向報道を垂れ流す状況に多くの米国民もうんざりしている状態について、具体例に過去の事例を挙げて示しつつ、トランプ大統領に対する誹謗・中傷を続けている状況を批判しています。
マスコミの本当の役割は、「事実を客観的に伝え、その情報を元に読者が自発的に考え、判断して行動するための材料を提供する。」ことにあるにもかかわらず・・・
そういえば、今回の大統領選挙も一部の州では票の数え直しや不正が見られるとの指摘がトランプ側から出ており、バイデン候補が正式に勝利していないようですが、大手のマスコミはこぞってバイデンの勝利を報道していますね。
(虎ノ門ニュースの19−40分あたりをご覧ください)
今回のように日本でも(太平洋を隔てた)お隣りの国「アメリカ」の大統領選挙を大々的に報道しているのも初めてのような気がしますが、自分の経験から言ってマスコミが大々的に同じネタについて報道しているときはウソくさいことが多いように思っています。
本の話題に戻ると、内容は極めてわかりやすいのですが、この状況はなんとなく、日本の安倍政権に対する大手マスコミの対応にそっくりなような気がしませんか?
ふと思ったのですが、日本の大手マスコミである「日経BP」が、わざわざこんな本を出版するということは、
日本の国民にたいして
「我々の新聞も国民をうんざりさせているので読まないでください。」
と言いたいのか、
「米国のマスメディアは腐っているが、日本のマスメディアは米国と違って偏向報道をしていない。」
と言いたいのか、
どちらかなのでしょうね。
皆さんはいかが思われますか?
ちなみに私はここ数年、新聞を定期購読していません・・・
弥栄