今日は国際関係アナリストの北野幸伯さんの新刊
新日本人道 〜この世界の荒波を私たちはどう生きるか〜
です。
新日本人道 この世界の荒波を私たちはどう生きるか ロシア滞在28年で考えた日本復活への7つの指針
- 作者:北野 幸伯
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2020/01/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
北野先生は、ロシア滞在28年のアナリストの方ですので、
いつも国際関係について書かれた本が多いのですが、
この本は、
個人の生き方
に焦点を当てた内容になっています
(とはいえ、国際関係に関する話も入っていますけど)
個人の生き方に焦点を当てる前に、
日本人の特性について、面白い法則が書かれています。
1.目標があると発展する
明治維新や大東亜戦後の経済復興はまさに当てはまりますね。
→だから個人で目標を持ちましょう
2.目標を達成したと思った時から転落し始める
1990年代のバブル崩壊が典型ですね。
→だから個人で長期的な視点で目標を持ち続けましょう
こんな特性を持つ日本人の生き方ですが、
個人の生き方としては・・・
日々の生活で、
・常に自分のいる母国、日本の国益を考える
・仕事・自分・家族の関係にバランスを取ること
加えて、
・長期的な視点で目標(理想)を持ち、
・日々の生活(現実主義)に集中することが大切
・集中するために敵を減らし、他と和していくこと
が大切だと述べています。
その結果として、
目標(理想)に賛同する仲間が増えていくことで、
共通の意識が芽生え、その集まりが賛同者が日本の成功に繋がっていく・・・
読後の感想ですが、まさに本の冒頭にある
おもしろきこともなき世をおもしろく
住みなすものは心なりけり
の気分になりました。
大きく考えて楽しく生きてみようじゃぁないですか
一杯飲みながら、司馬遼太郎の
「世に棲む日々」が久しぶりに読みたくなりました。
弥栄