年始に「打鼓音」という創作和太鼓集団の演奏を聞く機会がありました。
この創作和太鼓を聴いている時にある話を思い出しました。
昔、プロのジャズドラマーを目指して渡米した方がいました。かなりいいところまで行ったそうですが、他のドラマーと比較すると何か欠けていると感じていたそうです。
ある時、仲間から「お前には黒人の血が流れていないから一流のプロにはなれない。」と言われ、自分に流れている「血」が何か欠けているものだと気づいたそうです。
「日本人の血を受け継ぐ自分が一流として音楽に貢献できるものはないか。」と考えた結果、行き着いたのが和太鼓の演奏で、日本に帰国してその道の第一人者になられました。
今回、この創作和太鼓を聞くことで日本人としての感性が蘇ったような感じがします。
また、この集団は東日本震災の復興の応援として弾打(だんだ)という曲を作り被災地でも精力的に公演しているとのことで、今回も演奏いただきましたが、You tubeにありましたので添付しておきます。
でも、直接聴く方が圧倒的に迫力がありますよ!
2020年は日本人としての感性を見る・聴くからのみでなく「肌」で感じていきたいと思います。
弥栄