REIWAに「弥栄!」

    平成の30年間、サラリーマンとして仕事に生きてきました。 REIWAに入って生き様を見直しながら日々、雑感したことを書き連ねます。

エトルリア文明 〜ローマ文化の根源??〜

今回、イタリアに行って新しく学んだこと。

それはエトルリア人の存在です。

一般に学校で学ぶ歴史ってキリストが誕生した後のことから始まっていますよね。

ちなみに書庫から探して来た高校生必読の「山川日本史」(世界史でなくごめんなさい)

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もういちど読む 山川日本史


をみて見ると、なんとキリストが生まれる前(紀元前)の時代が記述されているページ数は全体の340ページ中どれくらいあるかというと…

 

なんとたった10ページです。

 

その10ページの中には、「石器時代」、「縄文時代」、「弥生時代」がまとめられていますが、縄文時代で1万5000年前(ということは紀元前1万3000年になりますよね。)に始まったと言われていますから、学校で歴史を必死に勉強する機関のたかだか2000年ちょっとの歴史と比較すると、期間でいうと6倍の年月の歴史があるということになります。

 

そう考えると日本の縄文時代ってかなり平和に暮らした時代で、そこで生まれた日本人にはその時代に生きた遺伝子が受け継がれているということになりますね。

子供の頃はそんな昔の時代に思いを馳せることに興味がなかったのですが、こういう考え方もあるんだということを知ってもらいたくて書かせていただきましたが…

 

さて、エトルリア人の話に戻ります。

 

 日本では、ローマ文明のことはよく知られていますが、エトルリア文明に関してはあまり説明されていません。

エトルリア人がローマの中部で生活するようになって紀元前900年あたりからエトルリア文化形成期となり、キリスト誕生の時期にローマ国家に吸収されたということで概ね700年歴史と文化と言われています。

かなりの文明を持っていた民族のようですので、どこからか船か何かで渡って来たものと考えられています。

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エトルリア人勢力図

 

エトルリア人について研究された方の話によると、以下のような特徴があるとのことです。

 

エトルリア人の起源は東からやって来た民族と考えられている

・話していた言語は、他の民族が話していた言葉とは全く違っていてインド・ヨーロッパ言語ではない

エトルリア文明は積極的に新しい文明と混ざり合う能力がある

エトルリア文明の宗教に関わる神官の教えは継承されていて、これはキリスト教聖職者にも反映されている

・女性の地位が高い

 

こうした観点(もっと長いスパン)から歴史を見直して見ると新たな観点から歴史を考えることができそうですね。

 

次回はエトルリア博物館見学です

 

弥栄